JUMPのアルバム『PARADE』楽しんでいますか?
アルバムのレビューは1日お休みして…今日はもしもシリーズ。Twitterのお友だち、マーさんの記事のオマージュです。『獣と薔薇』の結末を妄想しょう。
荒野を歩き廃墟を見下ろし…その後の彼らはどうなったのでしょう?
JUMPで妄想!『獣と薔薇』の結末は?
Hey!Say!JUMPのニューアルバム『PARADE』の世界観にはそそられます!
リード曲『獣と薔薇』では、戦によって愛する人間を失ったオオカミたちは、人間になって彼らの愛した国や人を救いに行きます。
荒野から人間の故郷にたどり着いたオオカミ達が廃墟を見下ろすシーンでPVは終わるのですが、その後どうなるのでしょう?妄想魂をくすぐられますね!
Twitterのお友だち、マーさんの昨日のエントリーがとても面白かったです。荒野を行進したJUMPウルフたちのその後の戦いでの生存率を予想しています。オラオラし過ぎの裕翔ウルフの生存率は0%だそうですよ笑笑。面白いから読んでみて↓↓↓
maaalog.hatenablog.com
今日はマーさんのオマージュです。
変わり果てた街を見下ろして
数々の苦難を乗り越えて、故郷にたどり着いたリョースケ達。
丘から見下ろすと、懐かしい街は無残に変わり果てた姿になっていた。
一同愕然と肩を落とす中で、ユーリ姫がそっと呟く。
ユーリ「まだ終わってない…。だって、ボクたちまだ生きている」
ユーリの言葉に我に帰るリョースケ。
リョースケ「そうだ…俺たちがいる…。俺はJ国の正統な後継者だ!まだ終わらないぞ!!」
リョースケの言葉に力強く頷くコータ。
コータ「俺は国王に王子と姫を命にかえても守ると約束したんだ。みんなもそうだろ?」
一同「そうだ!」「まだいける!」「負けてたまるか!」
コータ「ケイ…何か策はあるか?」
真剣な眼差しで街を見下ろしていたケイ。何かを決意したように頷くとコータとヒカルを振り返りじっと見つめてから言った。
ケイ「正面から街に斬り込んでも多勢に無勢…すぐに全滅だ。……監視の目を盗んで中に入りこめたら、中枢を切り崩せるかもしれない」
頷く仲間を見回してから
ケイ「ダイキ、この街に知り合いはいる?俺たちを手引きしてくれるような…」
ダイキ「もちろん!おれは吟遊詩人だよ。どの街にもファンはいるさ」
ケイ「そうか…じゃあ頼む……」
ダイキはケイと少し話込んだ後元気に街に降りて行った。
ケイの裏切り
3日後、街を見張っていたユウトが叫ぶ。
ユウト「あ、ダイキだ!!ダイキが帰ってきた!」
しかしダイキの後ろには敵国の大軍が控えているではないか。
剣を抜き叫ぶユウヤ。
ユウヤ「ダイキっ!どういう事だ⁉︎裏切ったのか?」
ダイキ「あーそうさ!ケイが言ったんだ!もう勝てないから、リョースケとユーリを差し出して俺たちは助かろうって」
鬼の形相でケイを振り返るユウヤ。ケイに掴みかかるユウト。
されるがままのケイはニヤリと笑って
ケイ「そうだよ。リョースケとユーリには悪いけどもう潮時だ。ダイキに敵との交渉を頼んだんだよ。だってこれだけの人数で勝てるわけないじゃん。考えればわかるだろ?お前らバカなの?笑笑」
殴りかかるユウト。
リョースケ「待って!……いいんだ!俺とユーリの為にお前たちが命を捨てる事はないよ。俺たち2人だけで……!」
剣を抜いて敵の軍勢に飛び込もうとするリョースケとユーリをコータとヒカルが抱き止める。
ヒカル「ダメだよ、リョースケ!ここは我慢だ!」
コータ「そうだ。一旦敵に降って機会を待とう…。」
哀しい瞳をケイに向けてから、コータは仲間を連れて敵にくだる。
ダイキ「ケイ!こっちへ来て……敵の将軍が裏切りの褒美に地位をくれるって」
ケイは仲間を振り返りもせずに笑顔でダイキの元へ向かう。
敵の将軍と談笑するケイ!…くちびるをかみしめる仲間たち…。
囚われの王子たち
そしてここは…
リョースケやユーリが育った懐かしい宮殿…の地下牢だ。
あれから数日。
リョースケとユーリは仲間と共に、敵に占領された宮殿に連行されて地下牢に囚われている。
と、そこへ…ダイキが兵士を引き連れてやってきた。
ダイキ「さあ、出て!これから皇帝さまに尋問される。反抗的な態度はとるなよ」
ダイキを睨みながも兵士に両脇を抑えられて大広間へ連行される一同。
総力戦!生き残るのは誰?
かつてリョースケとユーリの父王が座っていた大広間の玉座に敵国の王が反り返って座っている。その隣に控えているのは……ケイだ!
リョースケ「ケイ…!」
ケイは黙ってニヤニヤと仲間を眺めている。
敵王「この玉座は座り心地が悪い…お前たちを処分したら、この玉座をもっと豪華にしつらえよう」
リョースケ「なっ!!」
思わず暴れるリョースケにケイが近寄ってくる。
ケイ「ほらほら、おとなしくしなよ…。もう諦めてさ……」
と……いきなり…
兵士に斬りつけるケイ!
そしてリョースケとユーリに短剣を渡す。
さらに振り向きざまに剣を抜き敵王に斬りかかる。
ケイ「その玉座にお前みたいなデブは似合わねーよ!そこに座るのは俺たちのリョースケだ!」
リョースケ「え???」
驚いている横でユーリが叫ぶ。
ユーリ「リョースケ、早く!」
もともと剣が得意ではないケイは兵士に囲まれていて、そこにユーリが加勢していた。
振り返るとダイキが仲間たちを次々に解放しているのが見えた。
2人の戦士、ユウヤとユウトが躍動する!
コータもいつのまにか大剣を握っていて、
そして大魔法使いのヒカルが、仲間の前で初めて呪文を唱える!
雷鳴が轟き閃光が走った!!!
フィナーレ
そしてここは…懐かしい荒野。ぷぅの里だ。
たった8人で祖国を奪還した勇者たち。
しばらくは国を立て直す雑務に追われていたが、ようやくひと息つき、今日は久しぶりに懐かしの荒野にやってきたのだ。
大喜びで8人を迎えるぷぅとオオカミたち。
ぴーたん「やっぱりヒカルの魔法は凄かったね。国を救ったのはヒカルの魔法のおかげだよ」
ゆーやせーばぁ「すごかったね!ヒカルはホントにすごい魔法使いだったんだね」
ゆーじっく「ユウヤとユウトもすごかったよ!剣をブンブン振ってさ、敵をジャンジャン切り捨てて…かっこよかったぁ」
だいきんぐ「強かったねぇ…。それにしてもダイキが軍勢を連れて帰って来た時は驚いたね」
くるすけ「ホントホント!コイツ、裏切り者!!って思ったよ」
さぼねん「ケイの顔もホントに悪い人にみえちゃったよ…」
いのてり「さすがにケイは策士だったな。敵を欺くにはまずは味方から…ってやつか」
やぶんぶん「コータとヒカルはケイの気持ち、わかっていたみたいだよ。さすが一緒に育った幼馴染だな」
夕陽を浴びてあの丘に佇み街を見下ろす8人。
これからどんな素敵な国を建てていくのか…。
あとがき
JUMPに壮絶な結末を…と書き始めたのですが、なんだかハッピーエンドになっちゃった笑。ケイには盛大に血しぶきをあげて美しく最期を迎えてもらいたかったんですが、作戦がキマりすぎちゃいましたね。
今日はハロウィンです。
アルバム『PARADE』から『Zombie Step』でも聴きながらこんな茶番もお許しくださいっ!