髙木雄也くん出演の舞台、クイーンエリザベスを観てきました!

日生劇場で公演中の大地真央さん主演の舞台『クイーンエリザベス輝ける王冠と秘められし愛』を観てきました。ジャニーズからはV6の長野博さんと、我らがHey!Say!JUMPの髙木雄也くんが出演しています。

今日は『クイーンエリザベス』を観劇した感想を書きます。

 

感謝したくなる舞台

スタジアムや体育館でのスポーツ観戦はお手の物のひるねこだが、劇場でお芝居を観るのは初めて…。

Hey!Say!JUMPのファンでなければ、髙木雄也くんが舞台『クイーンエリザベス』に出演しなければ、こんな素敵な空間を知らずに人生を終えていたかもしれない。

そう考えると、雄也に感謝の気持ちでいっぱいだ。←もちろんチケットを当ててくれた友だちにも感謝!それほど、素敵な舞台だった。

演劇の知識はないが、主演の大地真央さんをはじめ役者さんが素晴らしいのはよくわかる。まずは、我らが髙木雄也くんのことから…。

 

髙木雄也 (エセックス伯 ロバート・デヴァルー)

まず最初に書きたいのは、雄也が大地真央さんや西岡徳馬さんら名優と同じ舞台に立って、全く遜色ない演技を見せてくれたことだ。華やかで若々しくて、躍動感に溢れていて、とても魅力的だった。

長ゼリフも淀みなく、私が観たのはまだ3日目の舞台だったが全身からエセックス伯の情熱が溢れていて圧倒された。

日生劇場にはジャニーズファンだけではなく、大地真央さんや西岡徳馬さんのお芝居が好きで観に来ているお客さんもたくさんいたと思う。しかしカーテンコールでは、雄也が堂々と沢山の拍手を貰っていてJUMPファンとして本当に誇らしかった。

 

大地真央 (エリザベス一世)

実年齢63歳…還暦をすぎている真央さんが21歳の若々しいプリンセスから、晩年までを違和感なく演じているのがすごい!晩年のシーンでも回想で若い頃の登場人物と会話をする時は、声音から表情まで若々しく変わる。

凛としていて、可愛らしくて…ラストシーンの威厳に溢れる佇まいも、どのシーンのエリザベスも素晴らしかった。

 

長野博 (レスター伯 ロバート・ダドリー)

長野くんの声がとても綺麗で台詞回しが流暢で惹きつけられた。また、物腰が柔らかで、壁に寄りかかって話を聞く姿などが美しく…実際に現代にいたらとても女性にモテるんだろうなぁと思った。

エリザベスに心から信頼されている役だが、長野くんの優しくて柔らかな雰囲気がとても合っていた。

 

物語の背景 (少しネタバレも…)

ここから先は、舞台を観た後にひるねこがあれこれ調べて『あーあのシーンはこういう事だったのか』『あ、こういう因縁があるのね…』などと思った事を書きますよ。

真っ白な状態で舞台を観たい方は観劇した後に読んでください。少し背景を把握してから観たい方はどうぞご覧くださいね!

 

エリザベスの出生

エリザベスの父ヘンリー8世はなんと6回も結婚している。

最初の妻キャサリン王妃との間には男子の世継ぎが出来ず、子どもはこの物語にも名前が登場するメアリー一世だけだった。ヘンリー8世はキャサリン王妃と離婚して、王妃の侍女だった女性と結婚する。それがエリザベスの母アン・ブーリンである。

ところが、彼女との間にも男子が出来ず、エリザベスが2歳8カ月の時に、姦通罪やら近親相姦罪やら魔術を用いた罪やらで裁判にかけられて、処刑されてしまう。

ヘンリー8世は処刑の翌日にアンの侍女であったジェーン・シーモアと婚約し、10日後に結婚。翌年待望の嫡男エドワード王子が生まれるが、ジェーンはすぐに産褥死してしまう。

…とまぁ、女性を世継ぎを産む道具としか見ていないようなこんな父親を見て育ったら、そりゃ結婚など絶対したいとは思わなかっただろうな。

イギリスと結婚し、夫を持つ身になりました。国民のすべてがわたくしの子どもです。名君は時の采配によって生まれると言います。神さまが、わたくしの胎から生まれた子よりもずっとこの国のためになる後継者をお授けくださいましょう。

 (パンフレットより)

このエリザベスの宣言が、男性社会に突きつけた挑戦状のようで清々しい。そして、そんなエリザベスの気持ちを汲んで守ってくれている、長野くん演じるレスター伯の素敵なこと!

 

エセックス伯という人物

第一幕の最後から登場する雄也演じるエセックス伯。彼の登場で物語がドラマチックに動き出す。

大地真央さん演じるエリザベスが、エセックス伯のやんちゃな振る舞いを頬を緩めて許す。舞台上の彼は乱暴で可愛くて若さに溢れていて、ずっと観ていたいほど魅力的だった。

実際のエセックス伯はどんな人物だったのだろう?

出生

エセックス伯の実父は彼が10歳時に多額な借金を残して病死。女王の宰相ウィリアム・セシル(←舞台では西岡徳馬さんが演じていた)が後見人となり、彼の息子ロバート・セシルと一緒に育てられた。

14歳の時に母親が、妻を亡くしたレスター伯と再婚する。つまり、レスター伯とエセックス伯は義理の父子になったわけだ。

しかし…どちらも端正な顔立ちでどこか似た雰囲気を持っていたようで、実の親子だったという説もあるらしい。←舞台でもチラッと触れられていたね

すっごいイケメン!

エセックス伯は背がスラリと高く端正な顔立ち、しかも武術に優れていたそうだ。要するにスポーツ万能なイケメン。

18歳の時に、義父レスター伯に連れられて宮殿デビューを果たすとたちまち女王のお気に入りになった。

エセックス伯は長身で端正な顔立ちをした美男であり、若い頃のレスター伯を思わせる風貌だった。老いに怯える日々を送っていたエリザベス女王は彼と出会ってたちまち青春を取り戻したという。

(ウィキペディアより)

レスター伯が亡くなってからは片時も彼を離さず、舞踏会でもエセックス伯以外とは踊らなくなったとか…。

ひるねこの脳内ではエセックス伯は雄也なので、女王のご執心もすごくよくわかる笑笑。許されるのなら、舞踏会で彼とずっと踊っていたい。

わりと野心家

エセックス伯はなかなかの野心家で、自分の政治的な地位を上げるために謀略をめぐらせ、自分の取り巻きを高官につけようとしたり、女王からの信頼の厚いセシル親子と対立したりしている。

生まれながらに借金があり『イングランドで一番貧しい伯爵』などと呼ばれたこともあるエセックス伯。ただのイケメンのかわい子ちゃんではない。『成り上がりたい』という強い意志を感じる。

愛すべき欠点←ネタバレ注意!

『カディスの襲撃』で指揮官として女子どもに手をかけること、教会に火を放つことを禁じて戦い大勝した。騎士道精神を貫き勝利を収めたことで、国民から大人気になる。目下の者には優しく面倒見もよく人望があった。←まるで雄也!

しかし、時に女王にすら逆らう行動が目上の人には傲慢に映っていたようだ。

しかも、短気で感情の抑制が効かない性格だったらしい。舞台では案内を待てずに女王の寝室に乗り込むシーンがあったが、どうもあれも史実らしい。

女王は息子ほど年の離れたエセックス伯のそんな未熟なところを若さだと感じて愛していたのだろう。そして女王は絶対に自分を許してくれると信じて、甘えて傍若無人に振る舞う彼を可愛いとすら思っていたに違いない。

しかしそれが長老たちの不評をかい庇いきれなくなった。

最後の雄也の長ゼリフは、自分の欠点をわかっていながら、女王に甘えていたエセックス伯の後悔が伝わって本当に可哀想だった。女王も本当は許してあげたかったんだろうなぁ。

 

表情まで見られたので!

今回はチケットを当ててくれた友だちの徳が高かったおかげで笑笑…かなり良い席で観ることができました。演じている俳優さんの表情まで見られましたよ。

エセックス伯を演じる雄也の表情がすごく良かった!

女王を喜ばせる時の優しい笑顔、ロバート・セシルとすれ違う時の一瞬の冷たい表情、女王に剣を抜こうとした時の怒り…女王に見捨てられ時のなんともいえない哀れな表情…!

もう本当に、俳優髙木雄也が素敵で素敵で…最高の舞台でした。

それから…パンフレットの雄也のビジュアルが素晴らしいので、ぜひお手にとって世界中の人に観ていただきたいです!

 

 

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