Twitterのトレンドに「宮城県知事」とありました。
早速ググってみると村井宮城県知事の
「学校再開を全国的に9月で揃えるように国に提言する」
との発言が話題になっているようです。
わぁ!さすが村井知事!←Hey!Say!JUMPファンはおおむね村井知事びいき…笑
私も「学校再開9月」に大賛成です!
「この機会に日本の教育制度を9月新年度制に…」
という提言にも賛同します。
学校再開は9月?「9月新年度制」に大賛成!
コロナウィルスのために休校中の全国の学校。
息子の大学は「4月20日前後の再開」が「ゴールデン明け」になり…
その後「大学での講義は6月中旬まで延期する」と連絡がきています。
6月に本当に講義が始まるのか…それともまだまだ延期されるのか。疑心暗鬼になります。
もちろん一番大事なのは命です。
そう思って納得するしかないですが、延期に次ぐ延期では気持ちの持って行き場がないですよね。
入学式も中止だったので、実は息子はまだ一度も大学へ足を踏み入れていません。
教習所は途中で休止になり、週に数回レンタルビデオ店でアルバイトをする以外は家で過ごす毎日。エネルギーが有り余っているのを感じます。
全国の学生さんもみんなきっと同じでしょう。
「9月新年度制」という提言
そんな中、先週のことです。
さえない表情でスマホをいじっていた息子が急に晴れやかな顔で
「あー!!9月が新学期になったらいいな。入学式も新歓も授業も最初から始められる!」
息子はネットニュースで教育評論家の尾木直樹さんの「9月新学期制の提言」を読んだようです。
富山市の小学校での集団感染をうけて
- 5月の学校再開は危険
- 再開がさらに延期されれば年度内にカリキュラムを修了することは不可能
- この機会に国際標準の9月新学期制に移行してはどうか
尾木ママの提言はざっとこんな感じ↑
息子の晴れやかな表情を見れば、子どもたちもそれを望んでいるのが明らかですよね。
そしてトレンドにもなった村井宮城県知事の発言は27日の定例記者会見で語られた…
- 学校再開を全国的に9月で足並みをそろえるように全国知事会を通じて政府に提言する。
- 地域での学力格差の解消や国際化の推進のために入学、始業を9月にずらすのも大きな方法。
というものでした。本当にその通りだと思います。
学校再開の時期がバラバラでは地域で学力格差が生まれますよね。
また海外では9月新学期制の国が多いので留学しやすくなるし、留学生を受け入れやすくなります。
さらに河北新報によれば
入学、始業を9月にすることは教育の大改革で、平時にはなかなかできない。
ピンチをチャンスに変える意味で、恒久的に制度を変えたらどうだろうかと提案したい。
とおっしゃったそうです。
9月新学期制や大学の9月入学のメリットは以前から言われていたことですよね。
しかし、日本の会計年度が4月開始ということでなかなか実現しませんでした。
今回ピンチをチャンスにかえて思い切った教育制度の改革になれば…
コロナによって失われた長い長い休校の時間も無駄にはならないのではないかしら?
「9月新年度制」に賛成する母親的理由
教育評論家でもなければ行政の知識も皆無な私ですが、大学生の娘と息子を持つ母親として「9月新年度」には大賛成です。
大切な体験を取り戻せる!
コロナ禍で失われた時間は大人の私たちにとっては「一生のうちのほんの数ヶ月」ですが、子どもたちにとってはもっともっと価値のある時間だと思いませんか?
中3や高3の最後の大会に臨む感情とか、
春開催の学校行事でのクラスメイトとの温かい感情とか…
新入学や新年度の甘酸っぱい期待に満ちた感情とか…
どれもこれも大人になったら味わえない貴重な感情です。
母親として、一生に一度だけその時にしか体験できない大切な感情をコロナごときに失われてなるものかと思います。
もちろん命が一番大切!だけど、9月新学期制にしたらその命も守られる可能性が高いのよ。
そして9月が新年度の始まりになったら、子どもたちは大切な時間をちゃんと体験できるわけ。
これはウィンウィンなんじゃない?
学力格差の心配なし!
学校再開に地域差があればもちろんそのまま学力の格差が生まれますよね。
せめて家でしっかり学習して欲しいと思いますが、自主的に課題に取り組む子もいれば、適当にこなす子もいます。
適当にこなす子の親は我が子の姿にイライラするでしょう?
親がイライラすれば、子どもは不安になるわけで…
これはもう、親子で心が不健康になる負のスパイラル!
でも、9月新年度制が導入されれば
「もう一度学校で教えてもらえるし、課題が完璧にできなくても大丈夫…!」
って気が楽になるでしょ?
これまたウィンウィンじゃないですか?
9月入学!空白の半年はメリット?デメリット?
「9月新学期制」が過去に何度も提言されては立ち消えになった理由は日本の会計年度とのズレが生じるからですよね。
夏に卒業した学生さんが就職できるのは4月から。空白の半年が生まれるわけですから。
以前東京大学が「秋入学制」を提言した時には、
3月に高校を卒業してから9月に大学に入学するまでの空白の半年間を「大学入学予定者」として、語学学習やボランティア、留学などの知識習得や社会体験にあてて欲しいということでした。
私は若い人が空白の時間を持つことはとても有意義だと思います。
もし今回、9月入学制度が導入されれば来年の9月に卒業してから就職までの半年間、若い人が社会を活発に動き回るわけです。←もちろんコロナ撲滅が前提です!
留学したり、長期の旅行にいったり、アルバイトをしたり、ボランティアをしたり…
もちろん、ただただ友だちと居酒屋で語り合ったりコンパをしたり…
きっと経済がグルグル回ります!
そして若い頃の体験は一生の糧になります!良い人材が育ち、彼らは日本社会の宝物になります。
これはもうウィンウィンの極みなのでは??
受験生も就活生も家族も心理的に安心しますよね。
9月新年度制に全面的に賛成!
現実問題として5月の学校再開は難しそうです。
いつ再開するのかと気を揉むよりは、9月再開と決めてくれた方が親も子も計画的に過ごせると思います。
そして日本社会が今まで何度もチャレンジしたのに果てせなかった9月新年度制を導入できたら…
まさに
ピンチはチャンスなんだMy friend!!
(Hey!Say!JUMP『OVER』より)
ですよ!
テレワークやリモート飲み会やweb授業に加えて、9月新年度制の導入。
後から振り返って
「2020年に社会はすごく進化したんだな!」
と思うのかもしれませんね。
というわけで私は、尾木ママや村井知事の提言に全面的に賛成です!