戦争を若い世代に伝えるというNHKの企画「#あちこちのすずさん」に今年もいのひかの『らじらーサタデー』が連動しています。
8月13日には特番もあるそうで、2年目のいのひかの活躍が楽しみですね。
戦時中の人々のリアルな生活を伝える「#あちこちのすずさん」が今年も大成功しますように。
特集番組#あちこちのすずさん
戦争の記憶を若い世代に伝えるためにNHKの番組が連動した企画「#あちこちのすずさん」…今年もいのひかもが出演する特別番組があるそうです。
特集番組「#あちこちのすずさん 若者が語る戦争」
- 【放送予定】8月13日(木)22:00〜23:15(総合)
- 【出演者】片瀬須直(映画監督)、八乙女光、伊野尾慧、千原ジュニア
- 【司会】近江友里恵アナウンサー
- 【内容】キャンペーンに賛同して投稿された3000を超えるエピソードのうちいくつかをアニメにして伝えます。戦後75年を迎え戦争体験者がますます減る中、その体験を若い人に伝えていく番組です。
先日の『土曜スタジオパーク』で光くんは「亡くなった祖母はスパイだった??」という投稿の検証をしたと言っていましたね。
そして伊野尾くんは昨年の番組放送された「兵隊さんと手紙のやりとりをしていた」というエピソードで取材をした栄美さんのお相手、ヤスオさんはどういう方だったのかを調べに行ったそうです。どちらも興味津々!
…ところで栄美さんは、昨年の取材ですっかり伊野尾くんのファンになったそうですよ笑。今では伊野尾くんの番組は全てチェックしているとか…。いつまでも若々しい栄美さんは素敵です。
8月13日の「#あちこちのすずさん」の特番がますます楽しみになりますね。

「#あちこちのすずさん」新しい戦争の伝え方
らじらーでは「#あちこちのすずさん」の投稿を募集していますが、リスナーさんからのエピソードを聴くたびに、戦時中を生きた人々も私たちと同じ感覚で生活を楽しんでいたんだと実感します。
そしてそれを奪う戦争が、いかに理不尽で憎むべきものなのかもリアルに感じますね。
戦争の悲惨さを伝えるだけでは…
子どもの頃、夏休みといえば必ず反戦に関する宿題が出ました。『はだしのゲン』『猫は生きている』などを読んで感想文を書いたり…。子どもながらに戦争の悲惨さに目を背けてはいけない、ちゃんと知らなければいけないと考えて、毎年真面目に取り組んだものです。
しかしこの夏休みの宿題が今の私にはかなりトラウマになっています…笑。大人になった今も戦争を扱ったドラマや小説、漫画もアニメも…観たくないんですよね。
作品には罪はないですが…例えば『はだしのゲン』と聞いただけで、反戦を思うよりも先に悲惨な物語を思い出して拒絶反応を起こします。…これって本末転倒なのでは?ってずっと思っていました。
人々の日常を奪う戦争の罪
たったひとつだけ、戦争を扱った作品でものすごく心に響いた作品があります。
映画『TOMORROW 明日』
黒木和雄監督の映画『TOMORROW 明日』…原作は井上光晴さんの小説『明日 一九四五年八月八日』です。
題名の通り原爆が落とされる前日、1945年8月8日の長崎の人々の生活を美しく描いた作品です。
たくさんの登場人物が出てきますが、何人かだけピックアップすると…
結婚式を挙げる妹、式に参列した後に産気づく姉、そんな娘にお手玉をほぐして中身の小豆を煮て食べさせる母…。赤ちゃんは翌日、8月9日の朝、元気に生まれます。
愛情に満ちた優しいやりとりが画面のあちこちで繰り広げられています。…しかし11時2分。きのこ雲がゆっくり現れておもむろに映画は終わります。
映画の中で登場人物は口々に「明日ね」「明日…」と明日の話をしています。しかし、この人たちの大切な「明日」は永遠にやってこないんですよね。
悲惨な映像は一切出てこない映画ですが、戦争の理不尽さがものすごく伝わって、涙が出ます。戦争の恐ろしさって、人々の大切な日常を有無を言わさずに奪っていくことだと思いませんか?
コロナ禍の「#あちこちのすずさんキャンペーン」
「#あちこちのすずさんキャンペーン」は悲惨な話ではなくて戦時中に生きた人々の日常をユーモアも交えて語り継ごうという企画です。
どんな状況でも楽しみや幸せを見つける人々の生活は尊いです。そしてそんな生活を理不尽に奪う戦争はあってはならない…!
悲惨な話を山のように聞かされるよりもずっと胸に響きます。戦争は憎むべきものだとすっと理解できますよね。
特にコロナ禍の今…どんな状況でも生活を楽しんで生きることの尊さや、それを奪う禍々しさは共感しやすいのかもしれません。
「#あちこちのすずさん」をいのひかが任された意味
NHKがたくさんの番組にまたがって盛り上げる「#あちこちのすずさんキャンペーン」はホントに素敵な企画だと思います。今年もいのひかのらじらーサタデーが一翼を担うのはとても誇らしい事ですよね。
全然違ういのひかだから…
「#あちこちのすずさん」は反戦キャンペーンだと思うのですが、こういうキャンペーンって色々な感覚をもった人が集まった方が健全ですよね。(歴史には同じ主義主張を持った人々が集まった果てに暴走して戦争を起こしてしまった事例が多いじゃない?)
となれば、いのひかは最適です!
私たちの伊野尾くんと八乙女くんは双子のような美しい容姿をしていながら、中身は全然違うんです。…2人は決して混ざらない2粒の宝石。同じモノを見ても全く違う感じ方をするんですよね。
「戦争は二度と繰り返さない」という結論は同じでも、そこに至るまでの感情は人それぞれであるべき。いのひかならいろいろな感じ方を示してくれるはずです。
いのひか最高~!
というわけで、今年の「#あちこちのすずさん」も大成功しますように!