Hey!Say!JUMP山田涼介くん主演の『記憶屋ーあなたを忘れないー』を観てきました。
美しい映像にちょっと不思議な引き込まれる物語…そして何よりも俳優山田涼介が素晴らしかった。
それぞれの登場人物が愛する人を純粋に想う姿が優しくて涙が出ます。
たくさんの人に観ていただきたい素敵な映画です。
今日はネタバレなしで感想を書きますね。
映画『記憶屋』俳優山田涼介の素晴らしさ
山田涼介は美しい…でもそんなのどうでもいい!…と思うほど、山ちゃんの演技に引き込まれました。山ちゃんは映画に出演する度にお芝居が上手くなっている気がします。
号泣か?一筋の涙か?
先日のラジオ『オールナイトニッポン』でも話題になりましたが、何テイクも撮ったという泣きの演技についてです。
そのシーンでの平川監督からのリクエストは『一筋の涙』でした。
でも…
「一筋の涙は物理的にムリ」
という山田涼介。感情を入れて演技をしたら感情がほとばしり、一筋の綺麗な涙を流すのは難しい…というわけです。
「自分の好きなようにやらせてください」
と言って臨んだ最初の演技は号泣になったそうですが、監督から「やはり、それは違う」と言われました。
次はちゃんと感情を抑えて一筋の涙を流すことに成功しました。監督に「すごいね!すごい役者だね!」と褒めていただいたそうです。
しかし実際に採用されたのは最初に演じた号泣の演技だったそうです。
監督が編集で映像をつなげてみたら「やはり一筋の涙では物足りなかった」のだそうです。
実際に映画を観るとそのシーンの山ちゃんの演技がすごくいいです。
吉森遼一という人物がどんな気持ちで生きてきたのかが溢れ出ていて、一緒に泣きたくなりました。
平川監督も「山田くんはあの時、遼一としてしっかりと生きていた」とおっしゃっています。
相手役の方の演技も温かく包み込むようで、とてもいいんですよ〜!!
雨降らしのシーン
そしてもう一つ、ラジオでも語られている『雨降らしのシーン』。
真冬に冷たい雨に打たれながら地面に倒れながら激しく泣くシーンです。
愛する人について、ある事実を知り遼一が衝撃と怒りと悲しみでグジャグジャになる場面。
このシーンの撮影の後、山ちゃんは放心状態だったそうで、平川監督は「どれだけ身を削っているんだろう。役に入り込んで本当に遼一になっていた」とおっしゃっていました。
実際に本編を観るとスクリーンから遼一の感情が溢れ出て、胸が痛くなります。愛する人の苦しみに共感しての苦しみ、遼一自身の悲しみ、その状況を作り出したものへの怒り…山ちゃんの姿から色々なものが見えて辛かったな。映画館のあちこちからすすり泣く声が聞こえましたよ。
美しい広島の光景
遼一の故郷、広島でのシーンが夢のように美しいです。そして広島弁がいい!純粋で素朴な遼一の人柄が広島弁でマシマシになっている気がします。
キラキラ光る海を背景にした回想シーンがいくつかあるのですが、遼一と真希の高校生のシーンがすごく好きです。儚くて美しくて、二度と戻れない夢のような時間。綺麗で幸せなシーンなのですが、泣きたくなります。
弁護士の高原さんと海を眺めるシーンも素敵。あとから、この時のことを回想する高原さんのシーンでは号泣です。←佐々木蔵之介さんの演じる高原弁護士がすごく素敵な男性でした!
原作とは別の味わい
ひるねこは映画『記憶屋』の制作が発表になってすぐに原作を読みました。映画と原作はもちろん同じ世界観なのですが、味付けが微妙に違います。どちらもいいです。
映画が先か原作が先か?
ひるねこは先に原作を読んでしまったのですが…真っ白な気持ちで映画を観たかったなぁとも思います。遼一と一緒に真相に近づいて行きたかったな。
しかし、逆に先に映画を観ると原作の最後の一行までドキドキするミステリーの面白さは味わえないですね。
うーん…結論、原作か映画か…どちらに先に出会うかは運命に任せるしかないですかね。
どちらでも面白い。そして原作も映画もなんどもお代わりしたくなる作品です。
『記憶屋』もう一度観ます!
『記憶屋』は最初に観た時と次に観た時では印象の変わる映画だと思います。
私は娘ともう一度観るつもりです。←見終わった後で娘とあれこれ語り合いたい!
みなさんも是非!!