Hey!Say!JUMPの山田涼介と伊野尾慧…。
一時期は不仲がささやかれたふたりだが本当のところはどうなのだろう?
情熱的な山ちゃんとテキトーと呼ばれる伊野尾くん…
一見真逆に見えるふたりの視線の先は結局は同じなのではないか?
今回はJUMPの美しきふたりいのやまについて考えてみた。
いのやま不仲説は本当?山田涼介と伊野尾慧は真逆なの?
我が家の長男は中学三年。受験生である。まもなく本命の受験を控えている。
今日の夕方。ちょっとナーバスな長男が言う。
長男「公立に行くのも運命、落ちて私立に行くのも運命だよね。どっちに行ってもそこで充実できればいいんだ」
さらに…
長男「でもさ、塾でそんなこと言ったら怒られると思う。”運命だから”なんて受け身になるな!立ち向かって”運命”を変えろとか絶対言いそう」
息子がお世話になっている塾の塾長先生はとにかく熱いお方…弱気になる塾生を情熱的な言葉で引っ張ってくださる。
ひるねこ「そこまでわかってるなら勉強しなさい。…山ちゃんなら絶対塾長先生と同じこと言うね。努力したら出来ないことは何もないって言う人だから」
そう、ひるねこはJUMP愛に溢れるあまり、近頃では何を話してもJUMPの話になってしまうのだ笑。
長男「Hey!Say!JUMPの山田涼介?じゃあさ、伊野尾は?伊野尾なら公立に落ちたら俺が私立に行くのは最初から決まっていた運命だったんだぜ〜!とか言いそうじゃね?」
まだ勉強を始めたくないらしい長男も話に乗ってきた。
ひるねこ「いのちゃん?そうねぇ…もし私立に行くことになったそう言うかもね。これが運命だったんだって」
長男「さすが…テキト〜!」
ひるねこ「そのかわりいのちゃんは”倍率が高かったから”とか”体調が悪かったから”とか一つも言い訳しないと思うよ」
長男「へぇ」
ひるねこ「そしていのちゃんは試験日まで最善を尽くすはず。げっそり痩せてごはん食べるのも忘れるくらい勉強するはずだよ。努力するのは山ちゃんと同じ。でもそれを言わないだけよ。カッコイイね〜!」
長男「………」
黙って部屋を出て行った。勉強を始めるらしい笑。
部屋に残された私はこのふたり『いのやま』のことを考えてみた。
山田涼介と伊野尾慧。似ているような、真逆のような…。
ふたりは本当に不仲なのか?
山田涼介は努力の人
山田涼介は努力の人である。
裕翔や知念みたいに入所してすぐに光ったわけではなかった。
『誰かにできたことなら努力すれば自分にもできるはず』
と、歌もダンスも頑張った。
自分の前にいるジュニアたちに追いつき追い越して…
最初は後ろ姿しかみえなかった裕翔をも追い越しとうとうHey!Say!JUMPのセンターを勝ち取った。
裕翔への気持ち…激しいライバル心を持っていたことを、山ちゃんは正直に口にする。
伊野尾慧も努力の人
伊野尾慧も努力の人である。
Hey!Say!JUMPで生き残るために何か武器を身につけようと、勉強して大学に入りアイドルを続けながらきっちり四年で卒業した。
いのちゃんは決して苦労話をしない。
課題の前に仲間と研究室に泊まり込んだ事や、生涯の友だち、大切な恩師に出会えた事を楽しそうに語るだけだ。
アイドルとの両立はどんなに大変だったろう。大学でのたくさんの課題を必死にこなしながらアイドルとして歌い踊る。
アイドルに専念する他のメンバーに仕事が増えてメデイアでの露出が増えて行くのを見て悔しい思いもしただろう。
でも彼はなにも言わない。
有言実行と不言実行
有言実行、不言実行という言葉がある。
有言実行→口に出した事は必ず実行すること。
不言実行→言い訳せずにやるべきことを実行すること。
山田涼介は『有言実行』タイプ
山ちゃんは有言実行タイプだ。
思ったことを素直に口にする。
人に言う事で自分にプレッシャーをかけ、口に出してしまった事は何が何でも実現しようと努力する。
周りの人も山ちゃんのやりたい事がわかっているので、応援しやすい。とてもわかりやすい。みんなついて行きやすい。
世の中のリーダーにはこのタイプが多いそうで、Hey!Say!JUMPのエースとしても大切な資質である。
伊野尾慧は『不言実行』タイプ
一方で伊野尾くんは不言実行タイプ。
自分なりの目標があっても口に出さない。
黙っているので頑張っているのかいないのか誰にもわからない。
周りに何を言われても言い訳もしない。
目標が達成されても本人にしかわからない。
周りの人は『なんか今回のダンスいいよね〜。練習したのかな?』なんて思うだけ。
だから彼は誤解されやすいしメンバーにまで『テキトー』なんて言われちゃうんだ。
あぁ…もどかしい…でもそこが好き!←私は伊野尾担だ。
結論、いのやまは真逆だけど似ている!
有言実行タイプの山ちゃんと不言実行タイプのいのちゃん、目に映る行動だけを見たら真逆な2人だ。不仲なんて言われるけれど、それはふたりのタイプが真逆だからではないか。
だけど、自分の決めたことに対して努力を惜しまないというところは、実はよく似ている。いのやまはお互いに心の中では認め合っているのではないか?
ふたりを見ているとみんな違ってみんないいと思ってしまう。
わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように 地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、きれいな音は出ないけど、
あの鳴るすずはわたしのように たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、 みんなちがって、みんないい。
(金子みすゞ「わたしと小鳥とすずと」)
うん、山ちゃん、いのちゃんに限らずHey!Say!JUMPは9人がそれぞれ違うからいいんだ。
全然違う個性の9人がイワシダンスをするから素晴らしいんだ。わちゃわちゃするから楽しいんだね。
まさに…みんな違ってみんないい!