その10 Hey!Say!JUMPはみんなに祝福されて生まれたグループじゃなかったんだ…。

Hey!Say!JUMPの歴史をたどる旅・・・いよいよデビューです。メンバーはどんなことを考えていたのでしょう?

Hey!Say!JUMPいよいよデビュー!

 

2007年、Hey!Say!JUMP誕生直前である。いよいよ陣痛が始まった。

薮宏太は全てを背負う覚悟で、ジャニーさんに見せられた新しいグループのメンバーのリストにOKを出した。弱冠18歳の決断である。

↓↓↓前回のお話

その9 JUMPデビュー前夜。薮宏太の決断。

 

有岡大貴、髙木雄也

有岡大貴と髙木雄也はジャニーさんにボヤかれた。

「Hey!Say!7をベースに新しいグループをつくりたいんだけど年上ふたり、有岡と高木の力が足りないんだよねぇ。」

本人たちにそれ言っちゃう笑?

自分でも自覚していた大ちゃんは少しショックを受けた…。

自分はデビュー出来ないと思った高木は

「メンバーに自分も入れてホント嬉しかった。」

と言っている。

 

岡本圭人

夏休みの一時帰国でいくつかのステージに出演した岡本圭人は、帰国する2日ほど前にジャニーさんに呼ばれた。

「今のHey!Say!7に薮と光を入れて新しいグループを作ろうと思う。そこにyouも入れようと思うけどどうする?イギリスに帰るなら別の人を入れるけど?」

圭人は悩んだ末、チャンスを受け入れた。

 

中島裕翔

Hey!Say!7のセンターだった中島裕翔はジャニーさんから新しいグループの話を聞かされた。

「Hey!Say!7のメンバーを増やすかもしれない…。グループ名も『Hey!Say!JUMP』に変えるよ。」

ゆうてぃは

『なんでJUMP…⁈どんな意味があるんだろう?』

肝心なデビューの話よりグループ名ばかり気になって仕方がなかった笑。この時ゆうてぃは14歳。ゆうてぃの反応が年相応で微笑ましい。

 

山田涼介

山田涼介はデビューを知って

「ドッキリだろ?うそだぁ!あんだけの人数の中からなんで自分が選ばれたんだろう?」

と思った。山ちゃんもこの時14歳。まだ発展途上である。何年か後に『Hey!Say!JUMPの絶対エース』と呼ばれる自分を、この時想像できていただろうか?

 

知念侑李

知念侑李は何も知らされていなかった。

「いつもの取材だと言われて集合場所へ行ったらHey!Say!7のメンバーと一緒に、薮くんや光くんや伊野尾ちゃんまでいるから、おかしいなぁって思って」

「集まったメンバーを見てピーンと来た。これデビューじゃないかって。何も状況を知らされていない僕はただドキドキしていた。」

ただドキドキしている小さな知念…可愛い。

 

伊野尾慧

伊野尾慧はジャニーさんに

「you、ギリギリで決めたよ。」

と言われた。

ギリギリで選ばれたからこそ『アイドルだけでは食っていけないかも。』と孤独だった高校生活を最後まで全うして、大学へ行った。だから今の伊野尾慧がある。

 

八乙女光

八乙女光は薮くんから少し遅れて自分たちのデビューを知った。ジュニアの仲間と遊んでいる時にジャニーさんから電話があり

「you、明日はバレーボールのポスター撮りだから。」

と言われ、一緒にいた子が

「それ、デビューじゃないの?」

と教えてくれたとか。次の日、 メンバーを見て内心『この面子、出来ないことが沢山あるんですけど、どうするんですか?』とツッコミを入れたかったそうだ。

 

やぶひかの覚悟

ジャニーさんから

「薮と光にまとめて欲しい。」

と言われたやぶひか…。

今までセンターで歌うのが当たり前だった2人の立ち位置が変わり、両端からメンバーをサポートする事になる。

『俺たちは今まで先輩に可愛がられてきて、人の上に立って何かをした事は一度もない。ましてや俺も光も末っ子気質だし、そういうのできるかなと思ったけれど…でもやらなきゃダメだって思った。』(薮)

『ダンスも歌もトークも…自分も薮も出来ていない自覚はあるけど、周りはもっと出来ていない。ふたりで引っ張るしかないと思った。』(光)

他のメンバーが、ただデビュー出来たことを素直に喜んでいる頃…薮くんと光くんだけが意識が高かった。

『デビューするっていろんなジュニアの気持ちを背負っている事。踊れていなかったらなんであいつらがデビューしたんだよって絶対に言われる。きちんとしたところを見せて、こいつらがデビューしたのはわかる、って思って欲しい。』(光)

『おれたちはできるのは当たり前。そこからカッコよく見せるってところまで磨かなきゃならない。』(光)

 

やぶひかにお礼を言いたい!

Hey!Say!JUMPの創成期にやぶひかが高い意識を持っていてくれて本当によかった。

他のメンバーが2人の意識に追いつくまで、もしかしたら疎まれたり煙たがられたりしたかもしれないけれど、幼いメンバーをよく引っ張ってくれた。

現在のカッコよくて可愛くてダンスが上手くてピッタリ揃うHey!Say!JUMPがあるのは2人のおかげだ。現在のファンとしてこの時のやぶひかにお礼を言いたいです!

 

葛藤

さて自分たちのデビューを知ったメンバー達だが当然のことながら、厳しい箝口令が敷かれた。

『どんなに親しい人にも絶対にデビューの事は話してはいけない。』

これはまだ幼いメンバーたちには辛かったろうなぁと思う。

薮と光はYa-Ya-を抜けてデビューする事を知っていながら知らない顔で翔央や太陽と仕事をする。J.J.Expressのメンバーも同様である。仲間を裏切っていると言われても仕方がない。

 

解体されたユニットとうしろめたさ

翔央や太陽、J.J.の子たちはHey!Say!JUMPのデビューをいつ知ったんだろう?

2007年9月21日が結成日、24日が公式発表日だそうだが…いずれにしても、いきなり仲間がデビューするのを知らされて、残された子たちの『裏切られた感』はどれほどのものだったことか…。

Ya-Ya-、J.J.のファン子たちが受けたショックの大きさも想像できる。

そして、Hey!Say!JUMPに選ばれたメンバーたちの『うしろめたさ』も……。

デビュー当時を振り返る時にメンバーが口々に『どこへ行ってもアウェーだった』と言っているが、よくわかる。

Hey!Say!JUMPはみんなに祝福されて生まれたグループではなかったんだ……。

 

続きはこちら↓↓↓

その11 いよいよデビュー『Ultra Music Power』は名曲だ!

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