八乙女光は天才なのか?歌詞から脳の中を検証してみよう!

八乙女光くんは不思議な人だ。

英語で12カ月が言えない
九九がたどたどしい
12星座や干支を全部言えない

それなのに「Come Back…?」や「UNION」のような、キッレキレな歌詞を生み出せるのはなぜだろう。

ひるねこ
ひるねこ

いったい光くんの頭の中はどうなっているの?

JUMPのメンバーが書く歌詞

Hey!Say!JUMPのメンバーが書く歌詞はそれぞれ個性的ですばらしい。

薮宏太「スクランブル」

たとえば、薮くんが生み出す歌詞は短編小説のようだ
私の一押しは「スクランブル」。当時のHey!Say!BESTのはかないほど美しいビジュアルとダンスに、切ないメロディーと繊細な歌詞がピタリとはまる。

ひるねこ
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一番好きなフレーズは

“皮肉のような雲一つない空を見上げて、かじかんだ手を空にかざした”

の部分。
美しい情景や登場人物の切ない表情までも見えて、

何度でもリピートしたくなる!

「スクランブル」の音源は「Come On A My House(初回限定盤2)」(2013年6月26日)、コンサートでのパフォーマンスは「全国へJUMPツアー2013」(2013年11月13日)に収録。

有岡大貴「RELOAD」「UNION」

大ちゃんの歌詞はキャッチーだ。メロディーと歌詞がうまく一体化して耳に残る。
「RELOAD」の “佇む君にmellow mellow” や「UNION」の“隙を狙って奇をてらう”、“シンボルに掲げるのは三自由士”など印象にのこるフレーズが満載だ。

ひるねこ
ひるねこ

コピーライターみたい。ホントにうまい!

「RELOAD」の音源は「smart」(2014年6月18日)、コンサートでのパフォーマンスは「Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2014 smart」(2015年2月18日)に収録。ちなみにどちらのディスクにも、
・薮宏太作詞「切なさ、ひきかえに」
・山田涼介作詞「Candle」
・八乙女光作詞「コンパスローズ」「Come Back…?」
が収録されているので、聴き比べてみるのもおすすめ!

八乙女光が書く歌詞

光くんの歌詞は、とても難解だ。
でも、音がきれいで心地よく耳に溶け込む。

Come Back…?

「Come Back…?」は歌詞だけ読んでも「なんのこっちゃ?」な曲である。

“降りみ降らずみ行為が 恋をより混乱させる”

ん???

“鈍、廃、奇、美、乱、どうした?君の錯乱する愛”

え?なんの話?

ところが、不思議なことに、何も考えずにただこの歌を聴くと、情景が写真のように見えてくるのだ。それもぞっとするような美しい男女の修羅場が。物が散乱した部屋の雰囲気も二人の息遣いまで感じられる。

光くんの曲は、頭をからっぽにして感じとるものなのかもしれない。

光くんが描く難解な歌詞は、意味を理解しようと思わずに、歌詞カードを眺めてみると、文字の並びが美しい。そしてやはり頭を空っぽにして眺めると、写真のように断片的に情景が見えてくるのだ。

ひるねこ
ひるねこ

これって、絵画や写真の鑑賞の仕方と同じ!?

UNION

薮くん、光くん、大ちゃんの合作である「UNION」の歌詞には、それぞれの個性が際立っている。

光くんのスピード感があふれる難解なラップ詞から始まり、大ちゃんの甘い声にキャッチーな単語がリズミカルに躍る。…からの薮くん…まさに帝王の風格!圧倒的な歌唱力で歌い上げる。やがて3人の声が重なり、疾走してラストへ…!

ひるねこ
ひるねこ

「UNION」は名作!
聴くたびに気持ちが高まります!

そんな中で、光くんのパートはひときわ個性的。大ちゃんと薮ちゃんの歌詞がわかりやすい言葉でつづられているのに対して、光くんの歌詞には難解な単語が目立つ。

たとえばこの部分。

“人生は陰と陽の交差  信頼は人と人の等差  欣快は流した汗と涙…”

ただ韻を踏んでいるだけでなく、言葉の選択や、あてる漢字に至るまで秀逸だ。

「欣快(きんかい)」は、歌詞カードを見なければ「金塊」の文字を想像してしまう。「流した汗と涙が宝物…」みたいな意味で。

でも、そうではなくて「欣快」なのだ。

ひるねこ
ひるねこ

ん!?
欣快ってなんだろう?

恥ずかしながら、最初に歌詞カードを見たときに、意味がわからくて辞書を引いた。

欣快とは、「最高にうれしくて、心地がいい」こと。つまり、「流した汗と涙が極上の喜び」という意味になる。その方がよほど深い。光くんは本当にすごい。

光くんは芸術家脳

少し前の記事で山ちゃんと伊野くんを、「体育会系脳」と「理系脳(技術者脳)」に分類した。

ひるねこ
ひるねこ

勝手に分類してごめんなさい↓

「〜脳」で考えたら、光くんは芸術家脳だろう。

「かわいいは作れる!」と言ういのちゃんが、よく考えて計算して行動しているのに対して、光くんは感じたままに、直感で動いている。考える前に感じる…感じたままに動く、直感の人なのだ。考える前に発言してしまうから、ちょっぴり言い間違えが多いのかもしれない。

直観で創作するから、光くんの生み出す歌詞は、心にダイレクトに入ってくる。

ところで「UNION」の歌詞を、光くんはたった3日で書き上げたそうだ。薮くんと大ちゃんは、光くんから、かなりあおられたらしい。

頭で考えながら創作する薮くんや大ちゃんと違い、感性で創作する光くんは、ひらめいたら一瞬で完成してしまうのだろう。光くんの才能は底が知れない。

ひるねこ
ひるねこ

そろそろまた、新作を創作してほしいな。

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